ガラスの熱割れについて

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2024.09.17

こんにちは、大久保硝子店です。

ガラスの器に熱湯を注ぐと割れますが、窓ガラスも日射の作用で割れることがあります。
何もぶつけていないのに、ガラスにいきなりヒビが入った経験はございませんか?

実はそれ、「熱割れ」かもしれません。


 

〇熱割れとは

太陽光の熱によって、窓にはめ込まれたガラスが割れる場合があります。
これを熱割れと呼びます。

窓ガラスが直射日光を受けると、照射された部分が熱を吸収し、高温となり膨張します。
一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や影の部分は、低温のままで膨張しません。

この温度差と膨張にガラスが耐えることができずにヒビが入ってしまうのです。


 

〇熱割れを起こしやすいガラス

通常のガラスでも熱割れは起こりますが、ワイヤー入りガラスは、より熱割れが起こりやすくなります。
ワイヤーが金属でできているので、熱を吸収しやすく温度差と膨張が大きくなりやすいためです。
また、結露によってワイヤーに錆が発生する場合もあります。
この錆が原因でガラスが割れることもあります。
 


 

〇熱割れ対策
熱割れを防ぐための簡単な対策方法をご紹介します。
ガラスの熱割れ対策は、自分でできる方法と業者に依頼する方法がありますので
ガラスの場所や状態に適した方法で対策を取りましょう。

「カーテンや家具などを密着させない」
家具などをガラスの近くに配置すると、熱の逃げ場がなくなってガラスに熱がこもりやすくなります。
熱がこもったガラスは熱割れをおこしやすくなります。
カーテンの閉めっぱなしにも注意しましょう。

「冷暖房の風を直接ガラスにあてない」
冷暖房の風が直接あたる場所は、その部分だけ温度差が大きくなります。
エアコンの風向きを調整したり、遮蔽物を間に置くなど、風が直接あたらないようにしましょう。

「フィルムやシールを貼らない」
ガラスにフィルムやシールを貼ると、ガラスに太陽の熱がこもりやすくなり、
熱割れを起こす原因となります。熱割れのしやすいワイヤー入りガラスは
フィルムやシールを貼らないように注意しましょう。

「古いガラスを交換する」
10~15年経ったガラスは、細かい傷や紫外線による日焼けなど、目に見えない劣化が起きています。
経年劣化したガラスは割れやすくなっているため、少しの膨張でも割れてしまうことがあります。
古くなったガラスは早めに修理や交換を依頼しましょう。

「耐熱強化ガラスに取り換える」
対策しても熱割れを繰り返してしまう場合は、耐熱強化ガラスに交換するのも一つの手です。
熱だけでなく衝撃にも強いため、防犯目的でワイヤー入りガラスを使っている方にもおすすめです。


 

〇まとめ
熱割れの対策・予防策としては、とにかく熱をためないことが大切です。
冬場は特に温度差が激しく、熱割れが起きやすい環境ですので
上記のことを意識して対策を行いましょう。

 

熱割れ対策やガラス交換をご希望の場合は、大久保硝子店へご相談ください。

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