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2025.01.10
こんにちは、大久保硝子店です!
突然ですが、
「強化ガラス」と「防犯ガラス」は同じなのでは?
そう思われる方はいませんんか?
ですがこの二つはそれぞれ違う性能を持った、別々のガラスなんです。
今回は、「防犯ガラス」と「強化ガラス」の違いについて、ご紹介いたします。
【 強化ガラスの特徴 】
普通のガラスを加熱した後にガラス表面を冷気に当てて冷やし、
表面に圧縮層を持たせたガラスのことです。
同じ呼び厚さの板ガラスの3倍以上の耐風圧強度・耐加重強度を持つガラスです。
割れた際の破片は小さく鋭利ではないため、2次被害を小さくすることができます。
このことから「安全ガラス」とも呼ばれています。
しかし自動車脱出用のハンマーなどの鋭利なもので叩いてしまえば、
大きな力を入れずとも簡単に割れてしまうことがあります。
また、全体が粉々に砕けてしまうため、いとも簡単に侵入ができてしまいます。
そのため、防犯目的の場合には強化ガラスではなく防犯ガラスを使用してください。
⇩強化ガラスが主に使われている製品⇩
・テーブルトップ(テーブルの天板) ・学校の窓ガラス ・車の窓ガラス
【 防犯ガラスの特徴 】
ガラスを破る主な手口である「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」の3方法すべてに対し、
決められた条件をクリアした商品になります。
割れた際には無数ヒビが入る耐貫通性が高いガラスとなります。
柔軟で強靭な特殊フィルムにより、ハンマーや工具を使用しても
簡単に貫通できない構造になっているのです。
【 防犯ガラスと強化ガラスの割れ方の違い 】
先程ご紹介した通り、
強化ガラスは全体が粉々に砕け、破片は粒状になります。
防犯ガラスは無数にヒビが入り、貫通するまでにかなり時間がかかります。
【 なぜ防犯ガラスと呼ばれるのか? 】
防犯ガラスは、二枚の板ガラスの間に柔軟で強靭な特殊フィルムを挟み、熱と圧力で接着しています。
また特殊フィルムの厚さが増せば増すほど、破壊させにくい強度なガラスとなります。
力のある成人男性がバールやハンマーを使用しても簡単には割れない強度をもっています。
「人に見つけられないよう、出来るだけ早く、静かに家の中に侵入する」
そんな侵入犯の手口には、侵入するための時間がかかりすぎてしまい、
破壊のために何度もたたくことから、大きな音が生じやすいという問題があるのです。
【 防犯ガラスのメリット・ポイント 】
防犯ガラスに変えることで、防犯以外にも以下のようなメリットがあります。
〇UVカット効果!!
➥有害な紫外線を99%カットしてくれるので、家具や肌へのダメージを軽減してくれます。
また、ガラス本体の劣化も防いでくれます。
〇遮音性が高い!!
➥一般的な複層ガラスで発生しやすい共鳴現象がなく、
音を伝える振動も通しにくいため、遮音効果が高いのです。
〇台風や地震の対策にも効果的!!
➥割れにくく、割れても破片が飛び散らないため、被害を最小限に抑えることができます。
〇コスト軽減!!
➥防犯ガラスは断熱性・遮熱性が普通のガラスの2~5倍ほどに上がり、
冷暖房が弱めで済むため光熱費の節約に繋がります。
次にポイントです。
下の画像のマークは見たことはありますか?
「CPマーク」とは、官民合同会議で定めた、
「防犯建物部品目録」に公表記載された防犯ガラスのみCPマークを表示できます。
※「防犯(Crime Prevention )」の頭文字をシンボル化しています。
侵入者がこじ破りなどの行為を開始して から内部に侵入が可能になるまでの時間を 「抵抗時間」 と呼び、
各商品ごとに定抵抗時間が5分 間以上であることを確認されたものが
「防犯建物部品」(CP 製品)として公表されています。
そしてこれがサッシに貼られていることで、侵入者からの侵入防止にも繋がるのです。
⚠CP製品は、防犯性能を有する製品ですが、侵入を完全 に防ぐものではありません。
従って、侵入犯罪による物品の損害も同様に損害賠償の対象とはなりません。
「防犯ガラスだから絶対に大丈夫」なのではなく常に防犯対策を心がけましょう。
名称だけ見れば似ていますが、実際にはこんなにも違うんです。
今の暮らしをより安全なものにするために、情報を正しく認識することが大切です。
弊社ではガラス交換も行っております。
ガラスのことは是非私たちにお任せください!!
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